人気ブログランキング | 話題のタグを見る

メオ・カミュゼ、マルサネ2010

1990年代後半にはまったドメーヌ。

先に余談を書けば、アンリ・ジャイエが小作人として栽培管理をし当時のリシュブールはメオ・カミュゼの区画からアンリ・ジャイエのリシュブールが作られていた事でも有名である。

1980年代にジャン・ニコラ・メオに区画が返還されメオ・カミュゼ名義になると、アンリ・ジャイエ程の風味とストラクチャー(構造)は無いもののクオリティはしっかりしていた。

しかし、様々なメディアで取り上げられ価格上昇と品質は反対に安定せずしばらく購入も飲むことも無くなっていた。


最近は、あまり品質にブレが無くなったとは聞いているが相変わらず価格は高め。


以前は価格高騰からネゴシアンのマルサネ2007を3年前?に飲んでいる。
今回もネゴシアンのマルサネにした。
それは過去の経験から手軽でネゴシアン物ならマルサネが良くできているから。

さて、ワインはどうか?
少し前にドミニク・ローランのマルサネ2009を飲んでいる。
比較をするとドミニク・ローランはピュアで軽めの酸が乗っている。
何度飲んでも飽きない気軽なスタイル。


メオ・カミュゼのマルサネは酸味と渋味の中から旨味が出ている。
そしてストラクチャーはドミニク・ローランよりしっかりしている。
以前のメオ・カミュゼに見られたピノ・ノワールが持つ風味を活かしたタイプとはスタイルが変わった模様。
しっかりとしたこのワインは、たまに飲みたくなるタイプ。

ある程度の経験値と数あるワインの比較をしようとするならオススメ。

購入価格¥3900程度。
他のメオ・カミュゼを買う気は無いからメオ・カミュゼ全般の評価は出来ないが、このマルサネは出色の出来と言った所だろう。

但し、アンリ・ジャイエの後継とか教えを受けた…については過去の話であり、現在のメオ・カミュゼからアンリ・ジャイエを連想させるものは無い。
それは、自分で新たな道を作っているのかもしれないしクリスチャン・フォーロワの影響なのかもしれない。

メオ・カミュゼ、マルサネ2010_a0293308_1842121.jpg

by urochiiko | 2014-05-28 06:45 | 日記


<< みょうが シャトー・サンミッシェル2011 >>