先日、アルザスワインを飲んだ。 ヒューゲル社のピノブラン2007 私は日常消費するアルザスワインはピノブランがお気に入りだ。 リースリングも良いがピノブランは素朴でホッとするワインだと思う。 ドメーヌ物の素晴らしいワインもあるが飲むのは大抵ヒューゲル社やトリンバック社にピエールスパー社あたりだろうか? たまに周りからアルザスワインは割高ではないか? と言われる事がある。 以前、あるインポーターの担当者と話していたらわかりやすく説明してくれた。それは、『需要と供給のバランスがとれるようにしているから値崩れしない』 と教えてくれた。 この値崩れとはグローワーに始まり完成されたボトルまでの全てを言っていると受けた。 はたして、フランス以外にも目を向けてどれぐらいの場所で需要と供給のバランスがとれている場所があるのだろう? 私の知る限りユーロ圏のワイン生産地ではほとんど供給過多になっている。 または、日本のように食用葡萄の方がワイン用葡萄より高価格でグローワーから買い上げている国もある。カリフォルニアは品種によって多少の供給不足と聞くがキロ当りの単価が低いものと高いものの極一部で全体から見たら明らかに供給過多になっている。 ではレバノンやイスラエルはどうなんだろう? どちらも素晴らしいワインを作る産地だが、私もまだまだ勉強不足で詳細がわからない。 こうして思うとアルザスは色々勉強したい場所だ。 日照時間が他のエリアより短く緯度の高い場所で、素晴らしいピノノワールや官能的な甘口ワインまである。 そして、この地に行くことが叶ったらロレーヌ地区に是非立ち寄りたいと思っている。
by urochiiko
| 2012-09-25 21:24
| 日記
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