第82回ル・マン24時間耐久レース

2014年WEC(FIA世界耐久選手権)第3戦 第82回ル・マン24時間
ル・マン24時間サーキット(フランス):全長13.629km

5年連続・通算13回目の総合優勝をアウディ・スポーツ・チーム・ヨースト(AUDI・SPORT・TEAM・JOEST)のNo.2 アウディR18 e-tronクワトロが飾る。
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ル・マン24時間の公式予選は、No.7 トヨタTS040ハイブリッドをドライブした中嶋一貴が従来の予選コースレコードを更新する3分21秒789を叩き出して予選総合トップを奪取。
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公式予選結果(予選3回目終了時点 トップ6)
■LMP1クラス
1. No.7 トヨタTS040ハイブリッド(A.ブルツ/S.サラザン/中嶋一貴) 3:21.789
2. No.14 ポルシェ919ハイブリッド(R.デュマ/N.ジャニ/M.リーブ) 3:22.146
3. No.8 トヨタTS040ハイブリッド(A.デビッドソン/N.ラピエール/S.ブエミ) 3:22.523
4. No.20 ポルシェ919ハイブリッド(T.ベルンハルト/M.ウェバー/B.ハートレー) 3:22.908
5. No.3 アウディR18 e-tronクワトロ(F.アルバカーキ/M.ボナノーミ/O.ジャービス) 3:23.271
6. No.2 アウディR18 e-tronクワトロ(M.ファスラー/A.ロッテラー/B.トレルイエ) 3:24.276

第82回ル・マン24時間は、アウディ、トヨタ、ポルシェの3大ワークスのLMP1車両が一台の例外もなくトラブルやアクシデントに見舞われる大荒れの展開。
その中で、アウディ・スポーツ・チーム・ヨーストのNo.2 アウディR18 e-tronクワトロがターボ交換による大きな遅れを強いられながらも追い上げを実らせて総合優勝を獲得。マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエのトリオは、2011年大会、2012年大会に続いて同じ顔ぶれでの3度目の優勝をつかみ、アウディは5年連続・通算13回目のル・マン制覇を達成。

なお、総合2位はNo.1 アウディR18 e-tronクワトロ(ルーカス・ディ・グラッシ/トム・クリステンセン/マルク・ジェネ)で、アウディ勢の1-2フィニッシュに。総合3位にはNo.8 トヨタTS040ハイブリッド(アンソニー・デビッドソン/ニコラ・ラピエール/セバスチャン・ブエミ)が入って、トヨタは2年連続のル・マン表彰台獲得。
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長くレースを支配したNo.7 トヨタTS040ハイブリッドはスタートから14時間というところで電気系トラブルに見舞われてリタイヤ。
代わってレースリーダーとなったNo.2 アウディR18 e-tronクワトロもターボトラブルを抱えて後退。
これにより、昨年大会のウィニングクルーが乗るNo.1 アウディR18 e-tronクワトロが24時間レースも3分の2を消化しようというところでトップに立ちました。
ところが同車はスタートから20時間が経過したところでチームメイトのNo.2 アウディと同じターボトラブルに見舞われてスローダウン。
アウディ・スポーツ・チーム・ヨーストはわずか17分でターボ交換をやってのけましたが、No.1 アウディはトップから4周遅れの3位へと後退。


最新のLMP1車両で臨む初めてのル・マンであったポルシェ・チームのNo.20 ポルシェ919ハイブリッドがトップに立ちました。ただし、その1分半ほど後方には、ターボトラブルによる遅れを挽回してきていたNo.2 アウディR18 e-tronクワトロがつけており、アンドレ・ロッテラーが1周につき3秒から4秒もNo.20 ポルシェを追い上げていく素晴らしいドライビングを展開。
その中でロッテラーは、No.7 トヨタTS040ハイブリッドがアレクサンダー・ブルツの手によってレース序盤に記録したレース中の最速ラップを更新する3分22秒567を叩き出してきました。

ピットストップ戦略の違いも加わって、No.20 ポルシェ919ハイブリッドとNo.2 アウディR18 e-tronクワトロのギャップはその後さらに縮まっていきました。そしてフィニッシュまで残り2時間半を切ったところでNo.20 ポルシェはティモ・ベルンハルトからマーク・ウェバーに交替し、ニュータイヤに交換。このピット作業の間に順位が入れ替わり、No.2 アウディがトップに返り咲きました。



再び追いかける立場となったNo.20 ポルシェ919ハイブリッドは、昨年までF1でチャンピオン争いを演じてきたウェバーが乗りながら3分30秒を切るタイムで周回することができず、ロッテラーのドライブによって3分26〜28秒台を刻み続けるNo.2 アウディR18 e-tronクワトロが着実にリードを拡大。
するとスタートから22時間になろうというところでNo.20 ポルシェが突如スローダウン。何とかピットにたどり着いたものの、車両はそのままガレージの中へ入れられてしまいます。そして問題箇所の確認が行われた結果、修理を諦めざるを得ないという判断が下され、ポルシェ919ハイブリッドはル・マン初戦にして優勝が見えてきた途端事に戦列を去ることなる。
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これにより、No.2 アウディR18 e-tronクワトロは単独のトップに立ち、2位には3周遅れでチームメイトのNo.1 アウディR18 e-tronクワトロがつけるというオーダーに。
No.1 アウディR18 e-tronクワトロは6月11日(水)のフリープラクティスで大クラッシュにより大破、徹夜の突貫作業で組み上げられた車両であることを考えれば上出来とも言えるリザルトであり、これによりアウディは2年ぶりの1-2フィニッシュを飾りました。
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レース序盤のクラッシュで早々に勝負権を失ってしまったNo.8 トヨタTS040ハイブリッドがトップから6周遅れの3位でフィニッシュ。

久しぶりの参戦となったポルシェもチェッカー直前にコースに出て完走扱いになる。

トヨタの速さ、ポルシェの参戦で話題満載であったが、各車トラブルを抱えたなかアウディ・スポーツ・チーム・ヨースト(AUDI・SPORT・TEAM・JOEST)の アウディR18 e-tronクワトロが1,2フィニッシュ。
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2014年 第82回ル・マン24時間 最終結果
■LMP1クラス
1. No.2 アウディR18 e-tronクワトロ(M.ファスラー/A.ロッテラー/B.トレルイエ) 379周
2. No.1 アウディR18 e-tronクワトロ(L.ディ・グラッシ/T.クリステンセン/M.ジェネ) + 3周
3. No.8 トヨタTS040ハイブリッド(A.デビッドソン/N.ラピエール/S.ブエミ) + 5周
4. No.12 レベリオンR-One・トヨタ(N.プロスト/N.ハイドフェルト/M.ベシュ) + 19周
5. No.14 ポルシェ919ハイブリッド(R.デュマ/N.ジャニ/M.リーブ) + 31周
リタイア No.20 ポルシェ919ハイブリッド(T.ベルンハルト/M.ウェバー/B.ハートレー) + 33周
リタイア No.7 トヨタTS040ハイブリッド(A.ブルツ/S.サラザン/中嶋一貴) + 160周
リタイア No.3 アウディR18 e-tronクワトロ(F.アルバカーキ/M.ボナノーミ/O.ジャービス) + 354周

(情報、画像Michelin Japan)
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by urochiiko | 2014-06-17 06:24 | 日記


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