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スキー用具のチューンナップ

スキーの板やブーツのチューンナップをされた事があると思う。

例えば、スキー板のエッジや滑走面の研磨をしてストラクチャーをいれる基礎的なもの。

エッジ角度やビベル角を設定したもの。

購入時点で、スキー板のフレックス等々を指定したもの。

ブーツに置き換えれば、ブーツのアタリを改善するためにシェル出しの加工や、インソールを変える。
インナーブーツを自分の足に合わせて作る。

どの内容についても否定はありません。
自分も過去にやった事、現在も続けている事があります。


では、なぜ?チューンナップをするのでしょうか?

レーサーならタイムを上げる要素の1つになるでしょう。

一般スキーヤーはどうでしょうか?
今回は一般スキーヤーをターゲットに書きます。

ブーツのアタリは痛みに直結しますし、滑走面のメンテナンスなど実施は実際の滑り、快適性でしょうか?

人それぞれの悩みについてショップでは解決策を考えスキーヤーと話して決めていきます。


しかし、感覚で伝えた話でそれを理解できるのは限界があります。

ヨーロッパの選手がチューンナップや加工を依頼する場合、チューナーはまずその人の滑りを見てからどうするか?考えるようです。

これを一般スキーヤーがやるのは、今の環境では特に日本は厳しいでしょう。

となると、本人が何を求めてショップやチューナーがどこまで出来るか?冷静に判断する必要があります。

特に履き心地に直結するスキーブーツはその傾向にあるように思います。
意地悪い書き方をすると一般スキーヤーがインナーブーツを自分の足に合わせて作っても滑りの技術は上がらないと思います。
しかし、履き心地は明らかに改善しますからそこで得られるメリットはあり結果として今まで出来なかった技術が出来ることもあるでしょう。

そう、技術を上げようとしてチューンナップするのではなく快適性を上げた結果、技術が上がるかもしれない。
と言う順番を間違えないのが懸命です。


また、メーカーオリジナル状態の板やブーツはある程度の使い勝手に幅を持たせてあります。
これをあまり自分の仕様にし過ぎないのもポイントです。
自分の技術が上がってくれば今までのチューンナップには満足出来なくなりますし、そこで更にチューニングすると本来のメーカーコンセプトから外れてしまう場合があります。
ブーツで言えば足の形は何年も同じではありません。常に変化しますから、自分の足に合わせて作っても何年も自分の足に合うことはないのです。
よって、どんどんチューンナップしてオリジナルから外れてしまい、本来の性能が出ない外れた方向にならないようにするのも大切です。

物事の見方は様々ですから、異論反論もあるでしょう。
それもわかります。

ただ、私の見解を纏めると…
個人の好みや感覚からチューンナップするより、製造メーカーコンセプトを理解しその後に必要なチューンナップをかけると、その用具をより使いやすくできると思っています。
スキー用具のチューンナップ_a0293308_5561948.jpg

by urochiiko | 2014-04-07 06:40 | 日記


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