自動車メーカーのレース参戦

一般的な言い方をすると自動車メーカーがレース(F1などの最高峰)に参戦しても、自動車メーカーそのものが開発→生産→メンテナンスをしていない場合がある。

例えば、第3期ホンダF1チームは車体は完全にイギリスのファクトリーで生産されていたしエンジンもそうだったか?
メルセデスグランプリとして活動しているチームは上記のホンダF1チームがブラウングランプリになりメルセデスグランプリに変わっているからメルセデスベンツの工場と一切関係なくイギリスにある。
ではメルセデスグランプリが搭載するメルセデスベンツのエンジンはどうか?
これは1990年代前半にイルモア社(名前の由来はマリオ・イリエン氏とポール・モーガン氏が立ち上げて名前をくっつけた)に業務委託してコンセプト バイ メルセデスベンツとしてエンジンをザウバーに供給しスタートする。
元々、イルモア社はインディカーのシボレーエンジンを業務委託で作って結果をだしていたビルダーである。
やがて、メルセデスベンツとしての活動がスタートするとイルモア社の一部を買収してメルセデス、ハイパフォーマンスエンジン社と名乗り現在に至りドイツやベンツの工場と一切関係ない。

よって、専門性が追求されるレーシングカーは自動車メーカーそのものが参戦しているが開発や工場は関係ない場合が多い。

今年、ル・マン24時間耐久レースで2位になったトヨタチームもドイツに本拠地があり、そこで企画や開発、生産の全てが行われている。
だからなのか?日本ではトヨタのル・マンに盛り上がりを感じない(汗)

何を言いたいかと言うと、自動車メーカーが参戦する以上、専門メーカーと取り組んだり本拠地を他国に構えるのは大いに結構。

しかし、継続性が無かったりビジョンが曖昧だったりで日本の自動車メーカーはあまり良く思われていない。

今年のル・マンについて言えばアウディはきちんとサルト(サルテ)サーキットのスポンサーをしてレース全体を盛り上げている。
では、トヨタはどうか?
ほとんどスポンサー活動をしていない。
それには、トヨタ自動車からの資金も相当限られていたと聞く。
決してスポンサーすれば良いとは思わないが、この『懐の深さ』がレースを盛り上げファンが多く集まりチームの士気もあがる。
勝利に対する熱さなんだと思う。

今から15年前のニッサン、ル・マン活動も限られた予算ながらスポンサーもしていた。
これには、星野一義氏の世界舞台最後もあって国内の新聞広告一面に『星野一義、最後のル・マン』と名打たれた。
サーキットではNISSANの文字がいくつもあった。


そして、第2期ホンダF1活動の1.5リッターV6ターボ、V10NAエンジン、V12NAエンジンは日本の本田技研工業の研究所で開発生産された。
折しも、F1ブームがあったが日本の物作りに対する期待と感動があったからだろう。

日本の自動車メーカーの方へ
以前、星野一義氏と話していた内容を思い出した。
『レースの世界でチャンピオンになるならドライバーがなるよりエンジンやチームの方が早くなれるよ。だから海外に拠点を置いてやる方法もあるけど、もっと日本の技術を日本から世界に出してほしい』
と言っていた。

そう、思いませんか?
そこで結果を出して、若者に熱い魂を見せませんか?
日本から夢を与えませんか?

そして、2015年よりF1にエンジン供給で第4期活動をするホンダからリリースがあった。
日本国内の本田技研工業の研究所で開発と生産されたものをメンテナンスやリビルトをイギリスの新設工場で行う。

ぜひ、日本の技術力をアピールしてください。
a0293308_524729.jpg

[PR]
by urochiiko | 2013-07-14 07:16 | 日記


<< お気に入り RAN と シアト... カステル・デ・グラブアック、 ... >>